コラム・特集

2.1 はじめに

IEハンドブック
第1部 インダストリアル・エンジニアリング機能
第2章 組織と管理

2.1 はじめに

効果的なインダストリアル・エンジニアリング組織は,それを必要とする機能の特定の要求に応えられなければならない。ライン・マネジメントが,ある特定のインダストリアル・エンジニアリングからの援助を必要としていることは明白であり,その内容の本質は各企業で異なっているということも,明らかである。ある組織において,その機能やある特定の援助が効果的であったとしても,それ が他の組織に対して,効果的に機能しなかったり適合しないこともある。そのため,インダストリアル ・エンジ ニアリングの機能と組織の多様性は,すでに業界では常識になっている.その機能や組織を説明するために長い記述的な名称を用いてきたが,これは時々その内容を混乱させた。

明らかに一様でないこの状況のもとで,それは共通の問題点であり,人材の利用,代替案の開発,そして意思 決定過程の最適化におけるマネジメントの効率化の開発に対する関心の深さである。すべてのリーダー,すべての管理者にとって,これらの目標に合致させるための人材や手段は限られている。人材,材料,機械,設備,時 間,金 ,そして情報などの最適利用に関する引き読いた研究は,訓練過程と独特の知識を出現させるための理論を発展させてきた。これは組織の中におけるインダストリアル・エンジニアリングの役割を性格づける知識に関しての訓練と応用の導入である。

すべてのインダストリアル・エンジニアリングの管理者が,共通して何を持たねばならないかということは,彼らによって任命された技術集団に対する計画,組織化,指導,管理などと共に問題となっている。この共通の関心事は,いまや組織図とか責任範囲がどうかといった問題ではなく,どうやってインダストリアル・エンジニアリングとしての効果を生むかというマネジメントの実験が始まっている。

この章では次のような種々の行動について述べている。すなわち,すべてのインダストリアル・エンジニアリングの管理者は,部下の技術者の数,製品の種類,または本社から提供されているサービスなどに関係なく,その責任を遂行することを認識して行動しなければならない。

本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンド ブックの各章は、多 く の事例と理論を通し て生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしている IEの考え方 ・原則は、インダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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