コラム・特集

4.1 生産性の定義

IEハンドブック
第1部 インダストリアル・エンジニアリング機能
第4章 生産性論究

4.1 生産性の定義

ウェブスターを繙けば,生産性とは,「生産的努力の単位当り物的産出量;生産施設利用の際の工業経営管理の有効性の度合;労働と装置を利用することによる有効性」として定義されている。本書の生産性の理解(Under standing Productivity)の章において,J.ケンドリック(John.Kendrick)は ,生産性を,「生産過程で利用された,人的および非人的資源の投入と財貨サービスとの間の関係Jと して定義している。アメリカ生産性本部(American Productivity Center)会長 J.グレイソン(Jackson Grayson)は ,生産性を簡潔に,「投入したところより,どれだけの活動を産出し得たかということ」として定義している。おそらくは,最も簡潔な定義とは,「投入高で割った産出高」とすることである。

労働生産性,資本生産性,エ ネルギー生産性,材料生産性を計算することは可能である。というのは,これらの生産性のすべては,財貨またはサービスの生産のほとんどに当てはまるからである。運用の生産性は,全体的には,それらの各要素を重み付けすることにより,そしてそれらの各要素を一つの総合的生産性測定へ結合することによって,測定できる体系である(生産性の測定については,第 1部第5章でM.E.マ ンデルによって相当詳細に検討されている)。

生産性の定義と測定は,相当複雑になり得るし,多くの管理者は通常,「与えられた時間に,個人によって生産された財貨またはサービス」のような,相対的には簡単な方法で生産性を考えているようである。資本とエネ ルギーは,それらをより生産的にするための,個 人に対する助けと見なされている。そして材料の使用は,通常,別々に測定されている。

本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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