コラム・特集

改善発想技術の重要性を考える : 改善アイデアを数多く出すためには・・・

第3回 改善発想技術の重要性を考える
改善アイデアを数多く出すためには・・・

「改善は無限である」と言われるように、
企業では過去から継続して改善を続けていることと思います。

改善を続けている企業では、そのネタとなる改善アイデアが
次々と生み出されているはずです
(注:改善アイデアとは実行に至る前のアイデアレベルのものです)。

しかし、改善しなければいけないのはわかっているが、
改善アイデアがなかなか出せないために、
改善が進まないという企業も多いのではないでしょうか。

ところで改善アイデアを数多く出すにはどうしたらよいのでしょうか。

雑誌、書籍などで外部の情報を収集することなど工夫されている方も
多いと思います。

しかし、自職場に適用できる改善アイデアを探すことは難しいと思います。

自職場に「そのまま」適用できる改善アイデアはまずありません
(市販の設備導入などを除き)。

最後は自らの現場を良く見て考えるしかないことに
気付いていただけることと思います。

では、現場を良く見て考えるということをより詳しく考えましょう。

まず、現場を良く見るということですが、
これは問題意識を持って現場を見るということです。

具体的には、時間がかかっている作業ややりにくい作業がないか、
など現場で問題となっていそうな作業を見つけ出すことです。

それにより、改善アイデアを検討すべき作業が決まります。

改善を検討すべき作業が明確になった後、その作業を分析し、
改善アイデアを検討するのです。

改善アイデアは実行させる改善案のネタや案の基になるものなので、
数多く出すことが重要です。

すべてのアイデアが実行できるものにはならないですし、
アイデアを組み合わせることでより良い改善案になるからです。

そのため、数多くのアイデアを出すために、
多くの視点からアイデアを考えることが求められるのです。

この視点を提供するものが、「改善発想技術」ということになります。

具体的には「ECRS」「動作経済の原則」「5W1H」などの
視点があるのですが、このような視点を数多く理解し、
活用できることが改善アイデアを数多く出し、
改善を継続するために重要だと思います。

(株)日本能率協会コンサルティング
角田 賢司

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