コラム・特集

2.1 まえがき

IEハンドブック
第14部 インダストリアル・エンジニアリングの最適化

第2章 線形計画法

2.1 まえがき

通常LPと略称される線形計画法は,次に示す2つの条件に従う最適化問題である。

1.最適化しようとする目的関数は,決定変数の一次関数で表わすことができる。
2.工程を支配している作業規則や制約条件(たとえば資源制約)は,連立一次方程式や不等式で表わすことができる。

LP手法は,軍事,経済,産業,社会での諸問題の解決に広く利用さ れている。1975年度米国企業の調査1でも,LPはあらゆる最適化手法の中でも,最も多く使われている手法(74%)となっている。『 サイエンスニュー ス』 によれば,最近の科学計算に使われたコンピュータ 時間の約1/4が,LPとそれに関連した問題を解くのに費やされている。LPが広く使用されているのには次の3つの理由がある。

1.さまさまな分野にわたって多種多様な問題が,LPモデルとして表現できる(適当な精度の範囲で)。
2.LP問題を解くために効率のよい技法が利用できる。
3.感度分析(データ変化の影響を調べること)がLPモデルを通して簡単に扱える。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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