コラム・特集

5.1 はじめに

IEハンドブック
第13部 IE技術者の定量的方法論

第5章 仮説検定と統計的推測

 

5.1 はじめに

応用統計学は,確率的な現象に対する行動や特性に関して得られる結果が一貫し,かつ偏りがないように,データを収集,整理,解釈し,統計的な推測を行うための科学および技術であると定義されよう。この定義は次のことを意味する。すなわち,統計的な手続きが正確に適用され実行される場合,この手続きは意思決定者とは独立であり,統計的検定を実行するために必要とされる統計的な手法,定義,パラメータに依存する。

統計学は確率論を基礎とする純粋数学的なものである。すべての統計的手法は確率概念を基礎としているため , 統計的な解析に着手する前に,確率測度の概念を十分理解する必要がある。このことは,統計学を用いるためには,確率論についてすべてのことを知る必要があることを意味しているのではなく,最小限,いくつかの基本的な概念を理解する必要があることを意味している。この基本的な概念は本書の13部 2章で述べられている。本章の話題に進むにあたり ,統計的な測度,確率変数,確率密度関数ならびに統計的なサンプリングの手続きについての基本的な知識はあるものと仮定する。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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