コラム・特集

3.1 まえがき

IEハンドブック
第13部 IE技術者の定量的方法論

第3章 決定原理と分析

3.1 まえがき

意思決定は,経営工学における中心的課題であり,決定はその定式化と分析と十分な思考の最終結論である。 意思決定の質は,決定の各段階がどの程度完全に行われているかによっている。決定の結果は,必ずしも保証されるものではないが,意思決定においては,すばらしい手順を用いることができないために,好運を得る機会も少ない。

工学においては,数多くの意思決定の応用分野がある。購入する材料や部品についての意思決定は,量,頻度, タイミング,売り手,質的レベル,1,2といったことを基に行われる必要がある。作業手順の作成,稼動設計,製造,組立,サービスの方法は,さまざまな代替案の中から決定されなければならない。在庫方法2やエンドユーザーヘの製品の供給方法にも多くの意思決定が存在する。このハンドブックの他の章でみられるように,これらの応用分野は, IEにおける意思決定の応用分野のほんの一部分にすぎない。意思決定の種々の応用については, 多くの文献がある。1960年代に始まった,米国防省の PPBS(目標設定,方法立案,予算編成を行うシステム) は,注目すべき応用例である。3他の資源配分や安全,医療施設の配置,新製品計画等の応用については新しい理論とともにMartinの著書に書かれている。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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