コラム・特集

7.1 はじめに

IEハンドブック
第12部 コンピュータと情報処理システム

第7章 オフィス・オートメーション

7.1 はじめに

オフィス・オートメーション(以下OA)は,コンピュータ技術によって,事務手続や文書処理を自動化していく方向に発展している。7.2の目的は,オフィス・インフォメーション・システム(OISs)の一般的概念と将性を知り,その発展に対しての問題点,および実社会でのその原型,そしてOAがこれから実務社会に対して持つであろういくつかの係わり合いについて示す。

7.3では,OISの2つの原型,すなわち,オフィストーク・ゼロと事務処理コンピュータ化システム(S COOP)について紹介する。オフィストーク・ゼロとは,同じような筆記業務を繰り返し遂行するという伝統的方法を用いた日常業務を,電子的に支援するものである。SCOOPは,オフィス機器による自動化だけでなく,事務手続による自動化をも強調する。7.4では, 自動化された事務手続を記述するための言語を2つ示してある。すなわち,例示事務処理言語(OBE)と, 業務定義言語(BDL)である。どちらの言語についても,その設計思想,目的,予想される効果および限界について考察してある。

7.5では,OISのモデル化について論じている。ここでは,オフィス内の情報の流れを記述し,分析するモデルを示す。このモデルは,自動的に自己を分析したり,OISを,自動化,簡素化および再編成するために変換するのに役立つ,分析ツールとしてのOISシミュレーションの概要が次に続く。自動化されたオフィスにおいては,設計者や管理者は,オフィスの効率や生産性の問題に加えて,内部統制のメカニズムを組み入れなければならない。コンピュータ支援の内部統制検証システム(TICOMI)が,OISモデルの内部統制違反を分析する,効果的な手段として紹介される。この章は , 事務作業の将来と,OISとの係わり合いについての意見を述べて結んである。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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