コラム・特集

6.1 はじめに

IEハンドブック
第12部 コンピュータと情報処理システム

第6章 活用される情報システム作り

6.1 はじめに

なぜ,人は情報処理システム(IPS:InfOrmation PrOcessing System)の有効な利用に関心を持つべきなのだろうか。コンピュータ化の進んだ組織の大部分では,装置やソフトウエア,それに情報処理要員としての人材確保に多大の投資を行っている。一般に,組織が情報システムを構築する理由は,その組織の情報処理問題を解決するのに,コンピュータを用いることで期待できる恩恵を得んがためである。もし情報システムが有効に活用されないならば,これらのシステムヘの投資は無駄 になり,システムの恩恵を完全な形で享受することはな いであろう。

不幸なことに,しばしば論点が,システムの有効な活用についてではなく,単なる利用についてとなることが多い。数多くの組織で実施された例が,情報システムの活用の失敗を物語っている。別の例では,ユーザーや組織の有効性を向上させるための高度な能力を供えたシステムが,要求された程度,例えば単純な事務処理に使う程度にしか使われていない。この章の目的は,情報システムの活用について何が既知かを議論し,活用されるシステムの構築方法について,ガイドラインを提供することである。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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