コラム・特集

5.5 結論と推奨

IEハンドブック
第12部 コンピュータと情報処理システム

第5章 イングストリアル・エンジエアリングにおける情報処理システムとコンピュータ

5.5 結論と推奨

インダストリ アル ・エンジニアリングは,物的,人的 および情報活動の統合において,科学的な解析アプロー チの応用により ,組織の効果に対する 貢献を明確に証明している。この分野の境界の新しい拡張は,高度に特殊 化されたスタッフ のメン バーより,むしろ管理指向のイングストリアル・エンジニアの幅広い特殊性を必要としている。このより大きな,より多くの成し遂けるべき責任を果たすために,インダストリアル・エンジニアは管 理者に彼の意思決定の基礎となるようなタイムリーで, 正確かつ意味のあるデータを供給するために,すべてのツールを自由に利用しなければならない。最も明白なツールは,大容量のデータの処理と情報検索の能力を持っているコンピュータである。コンピュータは,通常 長時間の労働努力を必要とするようなものに使用される。 このツールの有効活用は,インダストリアル・エンジニアに対する最も大きな挑戦の1つであるコンピュータの効果的な使用,および非常に多くの時間節約により費用を削減するアプリケーションが,インダストリアル・エンジニアリングの専門職の将来を決定する。新しいコンピュータ・アプリケーションの潜在能力は,専門的なインダストリアル ・エンジニアの積極性および進取的精神によってのみ左右さ れる。

コンピュータ・アプリケーションから得られる利益は,手作業のシステムの自動化システムヘの単なる変換にとどまるものではない。すなわち,伝統的なインダストリアル・エンジニアリングのアプリケーションは ,コンピュータのユニークな能力を最大限に利用できるように設計せねばならない。もし,インダストリアル・エンジニアがコンピュータの売りすぎと,コンピュータ の能力の不完全な利用とのバランスを保持することができれば, インダストリアル・エンジニアは,経営情報システムとインダストリアル・エンジ ニアリングの専門職に革命を起こすであろう。

進取的精神およびこの新しいツールを利用し ようという熱意をもったインダストリアル・エンジニアは,彼らの分野において,まだ実用が証明されていないアプリケ―ションに対する大きな支出に失望する。これらの活動的な技術者は,このツー ルの使用を正しいとする情報をどこで探すことができるだろうか。

インダストリアル・エンジニアリングの課業において,コンピュータ・アプリケーション の開発および使用の促進の責任を負っている単一の組織を,心から支持する計画を創り出すということが推奨される。教育機関およびユーザーからの貢献があるならば,この組織は,コンピュータ・アプリケーションのうち, どのようなソフトウエアを獲得すべきか,またどこでコンピュータ・ソフトウェアが獲得できるかという情報を,すべてのインダストリア ル・エンジニアに供給するという,最も重要な機能をすぐに遂行することができるであろう。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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