コラム・特集

1.1 予測モデル

IEハンドブック

第11部 計画と管理

第1章 技術予測

1.1 予測モデル

人々は将来を予測するさい,将来を思弁的な構成概念で形式化する。ここで用いる“構成概念”という言葉は,他と伝達しうる将来の心理的モデルを表わしている。将来に対する心理的構成概念がわれわれに将来を知覚させ,予想,計画をさせるのである。この種の構成概念は,われわれの適応能力に基づくものであり,われわれの創造的な想像力の拡張である.こういったモデルは多くの場合,直観的であり,潜在意識のデータに基づいている。

経験豊富な管理者というものは,たびたびチェスの名人のようにふるまい,将来の成功を推じ進めるために直観的に行動する。この種の構成概念は進歩の基礎であり,非常に多くの管理業務の中で行われていることであるしかしながら,人間とは誤りを犯すものであり,将来に対する誤ったモデルが管理者と組織とを望ましくない結末へと導いたケースもある。それゆえ,常に改良された予測モデルを探すのである。

本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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