コラム・特集

5.3 領域,侵略,大混雑

IEハンドブック

第10部 ファシリティーズ・デザイン

第5章 オフィス・レイアウト

5.3 領域,侵略,大混雑

人間が自分の領域を必要とするという事は,人間の祖先の動物から受け継がれているものである,とぃゎれている。自我や個性に関する自己の見解の一部は,自認している領域によるものである.領域についての文化的側面は,「どの大きさのコンロも2名の人が料理するのに十分な広さではない」というような,英語のことわざに表わされている。混雑状態に関する期待が,混雑についての知覚にどのような影響があるか,という点も,考慮にいれるべきであろう。たとえば,パーティについて考えてみると,私たちはそのパーティが混んでいることを期待し,混んでいることを楽しむ.しかし,仕事をするときは,より広いスペースを要求し,宗教における黙想では,非常に広いスペースが必要となる。

人は,よく,協力してくれる同僚の近くに座る。これは,類似した個性や価値観をもつ人は,互いに同じような距離をとりやすいという研究によって確かめられている。たとえば,隣に座っている人との間隔が, 4フィートである場合が最も気分的に良いと考える人は,4フィートが最良であると考える他の人と,共通の性格や価値観を持つであろう。

本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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