コラム・特集

3.7 パルク運搬機器

IEハンドブック

第10部 ファシリティーズ・デザイン

第3章 運搬(マテハン)システム

3.7 パルク運搬機器

定義によると,バルクとは,麦や砂や石炭のようなばら,粉,粒状あるいは固まりの物体を意味する。これらの物質は,バルク運搬機器として知られている多くの装置によって移動され,持ち上げられ,貯蔵される。典型的ないくつかのバルク運搬機器はシュート,コンベア(ベルト,フライト,エプロン,スクリューなど),バケットエレベーター,空気圧,真空システム,振動コンベア,水カシステム,ホイスト,車両搬送機器である。重カシュート,スクリューコンベア,ベルトコンベアは最も一般的なバルク運搬機器である。その他のパルク運搬機器は一般に設計されるシステムごとに見受けられる。それに対して重カシュート,スクリューコンベア,ベルトコンベアは,移動式やパッケージ型でユニットの機械や装置として利用される。

バルク運搬機器の適用における評価要因の1つは,扱われる物質の流動性である。内部の水分,もろさ,置くときの角度,ねばり気,密度は,バルク運搬機器の設計と選択の主要な要素である.システム・コンポーネントを明確化しようとする前に,取り扱われる物質の性質を注意深く研究することが肝要である。もう1つの問題は,コントロールの正確さである。一般に振動とスクリューコンベアは,最も正確な計測能力をもち,普通,重量測定, ミキシング,そして,供給システムエ程などに見られる。ベルトコンベアは長距離作業,たとえば,採掘,動カプラントの石炭システムで使われる。フライトコンベアは,鋳物工場の高温物質や重く,固まりだらけ,また粗い物質の取り扱いに優れている。バケットエレベーターにはたくさんの種類があり,それぞれ特殊な状況によって,設計されなければならない。
それぞれの物質と工程の組み合わせには,異なるピックアップの方法,アンローディングの方法が存在する。空気を使うシステムは通常,穀物やおがくず,粒状プラスチックなど,軽くて流れ易い物に使われる。摩擦や凝固性はそのような機器の適用において,相反する物質特性である.流動性を高めるために,物質を乾燥させ空気流動させることは,軽量で粒状な物質を移動させる方法の1つである。ある場合には,水や油を滑性剤とし,コンベアの代わりにポンプやパイプを使うことで行われる。これらは一般的なバルク運搬機器である。物,適用,そして機器のデザインに無数の組み合わせがあるので,バルク運搬機器のそれぞれの適用を詳細に設計することが大切である。

本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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