コラム・特集

3.3 運搬機器の分類

IEハンドブック

第10部 ファシリティーズ・デザイン

第3章 運搬(マテハン)システム

3.3 運搬機器の分類

一般にマテハンは,(1)梱包物運搬やユニット運搬と,(2)バルク運搬,に分類される。これら2つの一般的分類には非常に大きな重複がある。バルク運搬は袋や麻袋やたる,他のコンテナに入れて取り扱われ,また,ある場合には,梱包物や単品型(ばらばらのもの,鋳物,機械部品など)はベルトコンベアにより運ばれたり,チューブやホッパーというバルクと同じような方法で運ばれる。マテハン機器は動きの性質に基づいて分類することもでき,それは以下のとおりである。

・固定された通路対フレキシブルな通路
・独立対連続
・長距離対短距離
・戸外対室内
・垂直対水平

多くの専門家たちが,マテハン機器をたくさんのいろいろな方法で分類している。マテハン機器(それ自体マテハン業界では主要な一部分であるが)を分析するために,以下の一般的な分析が有効である。

定められた経路を通る運搬機器―このグループには,すべてのタイプのコンベア,モノレール,軌道車,エレベーター,昇降機,パイプ,送水管やその他の,恒久的に設置されたマテハン機器が含まれる。

限定地域運搬機器―このグループには,橋型,ジブクレーン,ケーブル・ブームシステム,ガントリークレーン,限定された地域内においては,フレキシブルなマテハン機器が含まれる。

自動車型運搬機器―このグループには,フォークリフト・トラック,スキッド・トラック,トラクタートレーラー,など室内用の産業用車両が含まれる。ヤードビークル,クレーンストラッドル。キャリア,サイドローラー,パワーショベル,フロントエンドローラー,ブルドーザー,ダンプ,ハイウェイ・トラックなどの屋外用産業用車両もこのグループに含まれる。

マテハンエ具や貯蔵設備―ハンドトラック,ハンド・ジャッキ,キャスター,ドーリー,ローラー,チェーンホイスト,パワープラー, ドックプレート,パレット,スキッド,スケール,ラック,棚,ビンなどが含まれる。

分類を行うことは,エンジニアが運搬機器を選択する際に有効である。というのは,分類のおかげで,市場の見直しやプロジェクトの必要性の決定が単純になるからである。基本的問題を定義した後で,エンジニアは運搬問題解決のために役立つ機器の範囲を明らかにしなければならない。分類システムを用いることで,売り手と買い手の仲介が容易になる。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

関連記事一覧

2019ものづくり公開セミナーガイド

B2Bデジタルマーケティングセミナー

ものづくり人材育成ソリューション

マーケティング分野オンラインセミナー