コラム・特集

3.1 マテハンの定義

IEハンドブック

第10部 ファシリティーズ・デザイン

第3章 運搬(マテハン)システム

3.1 マテハンの定義

マテハンはビジネスや経済システムの一部であり,原料,製品,その包装,または顧客に対して影響を与えるものであるが,利用できる価値を付加したり,製品の性質を変化させたりすることはない。工学的見地からマテハンは,技術の範疇であり,その中には移動,包装,さまさまな形態での物の保管が含まれる。広義には,マテハンは液体,バルク,単品,梱包物,ユニットロード,バルクコンテナ,車両,などの移動を含んでいる。このように広範に及んでいるために,多くの権威者はマテハンをバルク,スラリー,単品,梱包物,ユニットロード,バルクコンテナの取り扱いに限って論じている。

マテハンシステムは,製造やロジスティクス活動における物の移動,在庫,管理を統合し,順序立てて働くように設計された一連の関連した設備として定義されている。それぞれのシステムは,特別な作業状況下で特定の物の取り扱いのために個別に設計されなければならない。マテハンシステムと機器は,物の性質と移動の種類によって決定される。このシステム概念は職場,工場,工程作業部門,すべてのプラント,または全産業のロジスティック機能に適用されうる。この基本概念はすべてのレベルにあてはまるが,マテハンシステムの最も経済的で最良な運搬とは運搬がいらないという概念に基づいている。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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