コラム・特集

1.3 操業尺度

IEハンドブック

第10部 ファシリティーズ・デザイン

第1章 立地:単一あるいは複数の施設

1.3 操業尺度

生産性に影響をおよぼす重要な問題の1つは,能力の利用率が低いことである.生産経済学は,大規模の設備を指向すると考えられる.だが,大規模な設備は原材料や最終製品の輸送コストが高くなり,または市場の需要が低迷している場合には,十分に利用できないであろう規模や戦略上の計画は明らかに他から影響を受けるので,この分野はいかなる立地研究においても明確で詳細な分析を必要とする。損益分析のいくつかの方法は主要な分析手段である。方法論についてはここでは論じていないが,いかなる立地分析においても,その重要性ゆえ興味がもたれる。すべての固定費と変動費は,いかなる製造工程に関する技術的代替案に関しても考慮されなければならない。このことは単にコストの問題ではなくて,さまざまなインプットの利用と需要・供給市場において,将来の変動要因に適応するために要求されるフレキシビリティを含むのである 経済尺度は単一の設備の利益性だけにではなく,さまざまな複数プラント戦略の経済的要求に関連する決定事項に多くの影響をおよばすであろう。こうした考慮すべき点が的確に理解され,注意深く分析されている場合にのみ,分析者は特定の立地決定に着手できる。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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