コラム・特集

5.10 信頼性の向上

IEハンドブック

第8部 品質保証

第5章 信頼性と保全性

5.10 信頼性の向上

製品がライフサイクルにおいて,さまさまな段階を通過するので,製品の信頼性を推定したり,予測したりしていかねばならない。 そのライフサイクル上,選定した点でプロットしてみると,信頼性の値は成長曲線となる。信頼性の向上は,設備や開発の期間,製造期間,それに続くフィールドや実動期間のいずれかで,信頼性のポテンシャルを実現するために費やされた努力を表わしている。初期の開発期間に,試作品により達成された信頼性は,予測される信頼1生よりははるかに低い。なぜなら,製造上の問題点もあるが,最初の設計や生産技術における不満足な点があるからである。次のような理由のために,実際に使われているシステムの信頼性も,設計および開発段階で予測された潜在的な信頼性よりもはるかに低い。

1.選別テストに役立たないものがあるためという他に,製造,組立て,そして品質管理上のエラーによる信頼性の低下.

2.人間,機械,そして環境の相互作用による信頼性の低下 低下は,手荒な取り扱いや,稼動サイクルを長くしたことや,保全を怠ったためということもある.

3.頻繁な予防保全により,いじくりまわされたためとか,おそまつな保全のために信頼性が劣化する.しかし,全段階を通じて,根底にある学習過程によって信頼性は向上し,繰り返し行われる設計作業により,設計や開発期間において信頼性が向上する。

 

信頼性の向上を達成するのに必要不可欠の要素は,次の通りである

1.故障源の発見.
2.確認された問題からのフィードバック.
3.確認された問題に基づく再設計の努力もし,故障源がテストすることによって見つけられると,次のようなことを行う.
4.プロトタイプのハードウエアを製造し,組み立てたりする.
5.故障源の設計し直し,発見,そして分析というのは,再設計をきちんと待っていることを立証するのに役立つ.

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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