コラム・特集

3.11 ロット受入抜取り検査方式― 選別型

IEハンドブック

第8部 品質保証

第3章 品質管理


3.11 ロット受入抜取り検査方式― 選別型

選別型抜取り検査
属性値による抜取り検査では,不合格ロットからすべての不良品を除くために,全数検査することもできる。一般に“選別型検査”と呼ばれている。個々の状況において用いられる具体的な方法としては,いろいろな組み合わせが考えられる。

つまり,もしあるロットが抜取り検査に合格した場合,サンプル中の不良品を取り除くこともあれば,そのままにすることもある。そして,もし取り除くとしても,それを良品で置き替えるかもしれないし,そうでないかもしれない 不合格ロットを選別する場合も,除かれた不良品を良品で置き替えるかもしれないし,そうでないかもしれない。ふるい分けの目的は,製品不良率の上限を決めるという意味で,品質保証を行うことである。

この率は,“ 平均出荷品質”(AOQ)と呼ばれ,ふるいにかけられたロットと,そうでないロットに含まれる不良率の重みつき平均である。選別されたロットの不良率はゼロにとられ,そして,そうでないロットの不良率は,ロットが作られる工程から生じる平均不良率である。重みとしては,用いる方式に対応するOC曲線から与えられる合格確率が使われる。これらの確率は当然,製品不良率の関数である。

AOQの計算式は,前に述べられたふるい分け方式のどれが用いられているかにより決まるすべての場合において,AOQ関数には“平均出荷品質限界”と呼ばれる最大値がある。その理由としては,製品品質がよい場合には,ふるい分けていないロットは良品質を保つだろうし,生産品質が悪い場合には,ほとんどのロットがふるい分けされるだろうからである。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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