コラム・特集

3.3 許容差の集積

IEハンドブック

第8部 品質保証

第3章 品質管理

3.3 許容差の集積

加法的部品
部品が次々と加えられていく方法で組み立てられていく場合には,許容差の集積を考える 組み立てられた物の大きさに対する許容差を計算する従来の方法は,それぞれの部品の許容差を加えることである。すなわち,もし製品Aが,部品X,Y,Zを次々と加えて結合され,組み立てられるなら,その許容差Tは,慣例的に

TA=TX+TY+TZ

と書かれる.

統計的に考えれば,極端な値が同時に発生することは,非常にまれであると分かっている。
故に,一緒にした許容差は,

TA=√(TA)2乗+(TY)2乗+(Tz)2乗


と計算される。

この方法は,ランダム変数が加えられたとき,それらの分散(2乗平方量である)は,加法的であるが,それらの標準偏差S(1乗の量である)は,加法的ではないということに基づいている。

連結部品
許容差が段々に加えられていくという考えは,部品を単純に加えていくときだけに限られているわけではない組み立てられた部品同士が連結する場合においても,その概念は同じように有効である。

本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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