コラム・特集

3.2 許容限界

IEハンドブック

第8部 品質保証

第3章 品質管理

3.2 許容限界

固有許容限界
正規分布をする変数にとって,真の許容限界は,工程の平均から標準偏差(SD)の3倍のところに位置する(μ ± 3σ )しかし,μ ゃσの真の数値は,めったにわからない。多量のデータに基づき計算されていても,結果として得られる値は,よくおこりがちなサンプリング(抜取)誤差のために,完全に正確であると考えることはできない。

技術許容限界
実際上の技術許容誤差は,統計的許容限界を用いることによって定められる。“ 統計的”という言葉は,サンプルのデータを利用する推定の過程が入ってくるということを意味する。もし製造工程からでてくる物のサイズが正規分布すると仮定することができるなら,別のアプローチのしかたが,いくつか可能である。

通常の方法は,その工程から″個のランダムなサンプルを取り,その1つ1つから問題対象となっている物理量を測定し,それからサンプル平均Xとサンプル標準偏差を計算することである統計的許容限界は,X± KSと定められる。ここに,このKは標準テーカレから得られる係数である。Kのテーブルは,品質管理の最もスタンダードな参考文献,たとえばBowker,LiebermanやJuran等から得られる。Kの数値は,使用されるサンプルの大きさや取り上げられている信頼水準,および限界線内に含まれる母集団の割合によって決定される。

本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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