コラム・特集

2.3 測定コスト

IEハンドブック

第8部 品質保証

第2章 測定保証

2.3 測定コスト

コストに対する考慮
生産活動において,測定ほどコストと生産性と密接に関連しているものはない。測定コストは色々な理由により非常に大きくなる可能性がある まず,「測定不足Jにより測定値が不十分であることがある。すなわち,測定誤差のため,誤った判断がなされていることである。

次に「測定過剰」により無駄な場合がありうる。すなわち,実際に要求されている以上に高度の測定プロセスを使っている場合である。

第3番目の理由として,不適当な特性を測定することによる測定コスト高である。特定の測定値を作るコストは通常はっきり求められる。しかし,測定プロセスを動かす総コストははっきりしないことが多い。

 

この総コストを構成する要素は次のようなものである。

初期コスト
1.器具および機器の資本コスト
2.標準および基準に関する印刷物その他に対する資本コスト
3.プロセスのセットアップ・コスト
この中にはオペレーターの教育訓練費,作業手順書作り,全プロセスのデバッグ用コストも入る。

運営コスト
1.測定値作りのコスト.データの記録と報告書作り.
2.機器メンテナンス・コスト.
3.標準および基準の再チェック,オペレーターの再教育等も含め,システムがしかるべく動いているようにするコスト.

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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