コラム・特集

7.6 グループ・スケジューリング

IEハンドブック

第7部 製造工学

第7章 グループ・テクノロジー

7.6 グループ・スケジューリング

基本概念
生産スケジューリングはグループ・テクノロジーによって大変簡単になる。部品のファミリーと機械のグループが正しく形成されているならば,各ジョブは機械グループがジョプを処理するために用いられるコード番号で示される。 グループ・加工セルのレイアウトとパート・ファミリーの概念は最適なシーケンスに役に立つ。たとえ,機械グループあるいは加工セルが形成されていなかったとしても,生産スケジューリングは工場の中のいろいろの機械にジョプを割り当てるときに,パート・ファミリーを用いることによって大変簡単化される。計算機プログラムは機械グループ・加エセルに対するパート・ファミリーのジョブをスケジュールするために用いられる。 ジョブはファミリーに適当に順序づけられ,ファミリーは適当に機械に機械グループ・加工セルを通して順序づけられる。

適当なスケジューリングはグループ・テクノロジーのインテグラル・パートである。段取時間の短縮,そして移動距離を減少させることを組み合わせたよいスケジューリングは,重要な費用の節減になる。最も明白な利点は全生産時間を減少させることである。この減少とともに,生産は在庫品が減少するように,また部品がスケジュール通おりに生産されるように,要求にぴったり合わせる。生産スケジューリングにおけるグループ・テクノロジーの適当な応用はつぎのようになる。

1.段取時間とコストの節減。
2.グループとジョブの最適順序づけが行える。
3. フローライン生産が行える。
4.グループ・レイアウトの最適化。
5.全体的に経済的な利益を与える。

グループ・スケジューリングは次のように,従来のスケジューリング問題とは異なったいくつかの特徴をもっている。

1.グループとジョブの順序と機械負荷の最適化。
2.フローショップ・パターンの可能性。
3.段取時間と費用の削減。
4.経済的節約。

グループ・スケジューリングのアルゴリズム
最適順序づけ解析

グループ・スケジューリングは多段階生産システムでの解析が可能である 数個のパート・ファミリーにグループ化された多種の部品(ジョブ)を製造する場合に,最適グループと最適グループの順序が決定される その結果全フロータイムは色々の方法,例えば,分岐限界法,発見的方法によって最小化される。

機械の負荷解析
グループ・スケジューリングのための機械負荷解析は複雑な問題である。そして,実際の応用に対する適当なアルゴリズムを作ることは簡単ではない。しかしながら,グループ・テクノロジーを応用するためには,機械負荷とプロダクト・ミックス解析問題のいくつかの数学的モデルは有効である。

MRPに関する総合的応用
グループ・テクノロジーは要素部品のすべてをとり,それらの要素部品をパート・ファミリーの加工可能なセットに分類し,あるいは機械グループと加工セルに割り当てられる。

本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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