コラム・特集

7.4 設計の合理化

IEハンドブック

第7部 製造工学

第7章 グループ・テクノロジー

7.4 設計の合理化

設計データの検索
分類コーディング・システムは,部品を減少させることと標準化プログラムを容易にすることである。 十分に設計された分類コーディング・システムは設計の分野で有効に実行されている。

このシステムは情報を蓄えるための簡単で体系的で有効な方法である.それは,コンピュータ・データベースを用いる。システムはデータの検索,製図,仕様,形状データ,材料のために与えられる。コードは,それらの表示された類似性にもとづいてグループ化された,パー卜・ファミリーに関連して,蓄えられたすべてのデータを呼び出すことができる。パート・ファミリーをグルーテムは,設計の合理化において十分に助けとなる次の重要な特徴を備えている。

1.設計の合理化に対するパート・ファミリーのグループ化
2.新しい応用,修正,照合に対する設計精度の検索.
3.設計の特徴,仕様と材料の標準化
4.よい設計のための改良
5.二重設計の除去
6.簡単化された有効費用の推定

検索システムは手動あるいは計算機によって処理される。グループ・テクノロジーの概念を用いている設計データ検索システムの流れ図の例が図表7.7.8に示されている。


設計における上手な分類コーディング・システムの応用は十分経済的な利益を導く。新しい部品1個当りの平均設計エンジニアリング・コストは,おおよそ2,000ドルであることが報告されている.適当に有効な検索方法が使用されると,新しい設計活動の15%の削減が発生する したがって,会社が毎年おおよそ2,500の新しい部品を放棄するならば,放棄される新しい部品の毎年の設計コストは,おおよそ500万ドルと推定される.有効な検索システムからの節約は,年当り75万ドルと推定される。

標準化
適当なシステムを用いて分類し,コード化するとき,パート・ファミリーの中のパート・ポピュレーションと部品の使用頻度を解析することが可能である 実際に特定のパート・ファミリーに属している部品は,最も頻繁に用いられている標準設計を同定するために蓄えられている。このような合理化は,パート・ファミリーのグループ化が,標準特性を明確に同定するために用いられるときのみに可能である。

普通,パート・ファミリーにグループ化しないで,部品が別々の時間に独立に設計されるときに,会社の部品の間で性質,不必要性の程度,複,明白な相似性を同定することが困難である。

図表7.7.9は座金のパート・ファミリーを示している。標準部品がパート・ファミリーの使用頻度に基づくことが認められる.多くの場合,パート・ファミリーの中の多くの部品は大きさ,形,特徴にはごくわずかの変動がある。このような場合,選択された部品のパート・ファミリーのグループ化は, このような類似性を同定することだけでなくて,有効な標準化によって不必要な多様性を避けることを助ける。

設計者は標準化が望ましいことについてはよく知っており,彼らは会社の標準部品をもっていると確信するけれど,彼らは,必ずしも標準化がなされている同じような設計が存在していることに気づいていない。パート・ファミリーのグループ化と設計データの検索によって,高水準の標準化を取り入れることはすぐに可能である。

本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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