コラム・特集

6.1 はじめに

IEハンドブック
第7部 製造工学

第6章 数値制御機械

6.1 はじめに

数値制御(NC)とは,1954年に生まれた工作機械の制御方法である。 これはMichigan州 Traverse市にあったParsons社のJohn Parsonsが, 複雑な翼形状をもつヘリコプターのローター翼を製造するために考案した1950年代に登場したデジタル計算機は翼形状輪郭を表現する格子点を正確に定義することができ,また格子点をプリント出力することもできた。しかし,切削工具を定義された外面輪郭通りに厳密に移動させるという技術がなかった。

トレーサーと検査用テンプレートは,すべて熟練した工具製作者によって手作りされていた。近代的ジェット機には,精密な制御が必要となる。もし輪郭を数学的に記述する格子点を定義する計算技術が発見されれば,その輪郭の機械加工を行うことができるに違いないとParsonsは考えた。彼の考えは,概念的には,まったく正しかった。 しかし,概念が実用となるには, 6年間の努力が必要であった。そしてNC機の製作は,MITのサーボ機構研究所で行われた。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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