コラム・特集

4.3 区分されたオートメーション

IEハンドブック

第7部 製造工学

第4章 オートメーション

4.3 区分されたオートメーション

区分されたオートメーション(図表7.4.1)は,前述のダウンタイム中の生産ロスを避けるために開発された。区分されたオートメーションとは,トランスファ・マシンをセクションごとに分割し,他のセクションの生産を妨けることなしに作業のいくつかを休止させようとするものである。このオートメーションは,独立して作業をしている機械から機械へと工作物を運ぶトランスファ装置が,工作物を運ぶプログラムをすることができるものである。供給は,セクション間でストアすることによってなされる。


ひとつのセクションで,ある自動機械装置が工具交換が必要であると信号を出したとき,そのセクションは休止する。しかし,他のセクションは完全な自動操作を続ける。工作物はダウンしているセクションを除くすべてのセクションによって加工される。区分されたオートメーションは,かつてオートメーションを妨害していた障害に打ち勝った。

そのような自動化された機械加工によって可能となった生産量を説明するためには, 1つにつき600程度の機械加工作業を必要とする自動車のシリンダ・ブロックの機械加工の例(図表7.4.2)をみれば十分である 取り付け,取り外し,そしてシリンダー・ブロックが完成するまでの機械加工は,1920年代の単軸,シングルステーション機械で600分の生産労働が必要であった。今日マルチステーション・インライン・インデクシング・トランスファ・マシンは,機械加工公差を格段にあげると同時に,生産労働を1分未満にした(図表7.4.3)。

本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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