コラム・特集

2.4 設計過程

IEハンドブック

第7部 製造工学

第2章 製造のための計画 (製造工程の設計)

 

2.4 設計過程

設計過程は組織的に行われなければならない。

設計とは,最初の概念と評価,解析,概略設計,詳細設計,ハードウェアの開発,設計した結果を試作品として製造してみることの一連の行為である。設計過程は図表7.2.1に示される。


設計過程を通して,生産のために設計されているのであるから,最終設計は生産のしやすさを第一にすべきである。生産しやすさへの継続した努力をしなければ,設計それ自体に意味がない。 そこで,複雑に設計をしてしまうといった欠陥に注目すべきである。

例えば設計するとき,要求されたものより強くすると必要とされるものより重いかもしれない。 より複雑な設計はより多くの設計ミスの可能性を与える 簡素な設計はコストの引き下げのみならず,一般によリミスが少ない。 簡素な設計の品質と性能は,より複雑な設計の性能を超えている。

第二の共通した設計過程での欠陥は,生産方法がまだ開発されていないときの,生産に対する限定性である。機能設計者はついうっかり彼の設計による方法で命令する 無経験や知識がないために設計者は素材や工程の選択を知らないかもしれない。 設計者はマニュファクチュアリング。エンジニアと協力して働かねばならない。

生産の困難な例をあげると,軽率な二重寸法,工程と矛盾した素材を使用すること,めくら穴の底までのねじ切り,肩の部分における直径の研削公差の指定などである。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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