コラム・特集

1.7 フィードバック

IEハンドブック

第7部 製造工学

第1章 製造工学

1.7 フィードバック

計画と実行の審査による成果は,将来の計画のために役立たせることができる。この更新された経験的なデータを生産計画活動ヘフィードバックすることが,新規の設備計画の出発点になり,また図表7.1.2の情報の流れのループを閉じさせる。

さらに重要なことは,それぞれの機会を書き出しておくことが,マニュファクチュアリング・エンジニアのその他の重大な責任,すなわち高度な技術と将来の製造作業に役立つ製造にかかわる研究開発(R&D)の努力を同定し,支えたり,後援したり,あるいは実行するという責任を軽減することになる。この極めて重要な責任は,増大した生産性目標を達成する製造を行うための命綱である マニュファクチュアリング・エンジニアにとって有効なすべての資源について理解を深めるための研究開発は,効果的な研究開発プログラムの出発点である。

マニュファクチュアリング・エンジニアは,この出発点から将来の製造活動に役立つ明細な研究開発プログラムを開発することに努めるべきである。このようなプログラムの実行は,産業界や大学の多くの個々のグループに依存するところであるが,製造工学がきわめて重要である。

研究開発プログラムの基本前提は,新しい工業技術,技術革新そして堅実な技術によって原価を低減し,品質を改善し,納期に間に合わせる助けとなることにあるので,マニュファクチュアリング・エンジニアも――ここに述べたものと同様の基本的な製造工学による処理手順によって―― 研究開発努力の成果を生産現場にもたらすようにしなければならない。

基本的に心がけるべきことは,概念から生産への適用へ移行するタイミングを軽くみてはならないということである。慎重な計画者は,全く新しい製品と工程を概念から生産へと発展させるためには, 7年から13年かかると見積もっている。

本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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