コラム・特集

1.3 製造計画と資源の利用

IEハンドブック
第7部 製造工学

第1章 製造工学

1.3 製造計画と資源の利用

製造工学の機能の本質は,製造の計画にある。それは,個々の作業にとって利用しうるすべての資源の最適な利用によって始まる 製造工学は,実際の工程計画(Process Planning)を行う。すなわち,実際の製造作業に対する詳細な計画である。

3つの重要な段階は,

・既存のシステムの詳細な工学的検査
・工学的代替案のリストの開発
・最良の代替案の選択と普及
である

既存のシステムの検査
既存のシステムの分析は,現実の生産者から生産法(機械類),材料と工程の関係,マテリアルハンドリング(Material Handling)の能率,システムの分析,人的資源の配置と使用を決めることである。

作業中の機械類を,具体化されたコストでの,計画された生産速度で設計意図を満足して部品を生産することについて分析する.この分析は,機械の休止時間(Downtime)の同定,休止時間の要因の指摘,休止時間の長さ,修理費用,そして新しい機械の計画についてである。

製造で使われる直接材料と工程の能率は, くわしく検査される スクラップ,再加工,総コスト,コストの変動のような要因は,詳しく調べる 間接材料,すなわち生産作業の治具などは,機能と効用を取り上げる.エネルギーの効果を確かめることは,資源分析(Resource A nalysis)の一部である。

他の重要な項目はマテリアルハンドリングの装置である。後に述べるように生産作業のそれぞれの段階べ材料を供給し,それぞれの作業から完成品を取り外す能力は重要である。

できるだけ効果的な材料の利用においては, マテリアルハンドリングエ学(Material Handling Engineering)と, この機能の継続的な試験が必要である。

最も重要な資源は,人的資源である 熟練した人的資源をより効果的に使用することによって, システムは完全なものといえる。
システムの詳細を検査して,マニュファクチュアリング・エンジニアは,総システムと個々の要素の間の相互作用を評価する 最近新しい要因が,要求される分析に加えられた。いいかえれば,総シテテム・プランニングの調整への影響である。コスト効果の判定は安全と健康,環境の保守,有害物質と,とりわけエネルギーの規制に対応するための評価である。

工学的代替案の開発と公表
資源の最適の利用のための第2段階は,工学的代替案のリストの開発である これらの代替案は,コストと新しい生産作業から実現される評価を十分審査しなくてはならない。

最適な資源の利用における第3の方法は,工学的分析の結果,選択された代替案を公表することである。 製造の標準と改良された工程による製造計画(Manufacturing Planning)の活動の詳細な報告は,工学的代替案の1つである 同様に重要なのは,とくに将来の製品(Products)と事務を目指し,技術的予測と製品計画(Product Planning)を与えることである。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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