コラム・特集

6.5 まとめ

IEハンドブック

第6部 人間工学

第6章 障害者と就労

6.5 まとめ

障害者の就労は,道徳上,生産上,法律上, リハビリテーション上,今後も増大しつつある関,こヽ事の1つである。
身体的・精神的状態が障害と認められるのは,それが与えられた仕事の遂行能力を害するときだけで,雇用ヘの弊害は,その特定の労働要件に関してのみ論じられるべきである。

身体的・精神的労働要件の分析は,作業分析の厠Jや,一般的な障害状態での遂行能力の限界をよく知っている。
IErによって行われるのが一番望ましい.身体的・精神的諸条件の能力を評価する標準的なテストは,訓練された医師またはリハビリテーションの専門家によって実行されるべきである.IEr,医師,リハビリテーションの専門家は共同して,作業のどの部分がある個人に対して遂行不可能か,負担が大きすぎるかなどの限界を見極める必要がある。

このような限界は,仕切のない建物,操作具,在庫品の配置換え,治具や固定具の使用,或いは操作具や表示器の拡大など作業者の生産性,安全,健康を向上させる作業場のあらゆる改善によって取り除くことができる。補装具,人工義肢,特殊な装置などは,作業場の改善が実行不可能な場合に用いられるべきである。
IErは,障害者の就労に対する配慮を行う上で鍵となる人である。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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