コラム・特集

4.1 はじめに

IEハンドブック

第6部 人間工学


第4章 作業に伴う身体的不快

4.1 はじめに

ここでいう身体的不快とは,作業の遂行に伴って発生する苦痛がある状態のことで,それが続くとストレスや半健康状態,あるいは心理的,社会的葛藤をもたらすようなもののことである。 またそれは,精神的・肉体的疲労に強く関係しているものである。

身体的不快はまた,快適な身体状況を失った状態ということもできる WHOでは,“ 半健康状態”と定義している。身体的不快は,基本的には一つの警戒信号であって,なんらかの人間の器官や機能が,有害な状態または危険な状態にあることの警報が,身体的不快となって表われているのである。

この章では,肉体的,生理的,解剖学的な要因で発生している身体的不快と,それが身体に及ぼす結果について論じることとする。
なお,心理的要因もきわめて重要な役割を果たしていることは勿論であるが,それは他の章にゆずる。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

関連記事一覧

2019ものづくり公開セミナーガイド

B2Bデジタルマーケティングセミナー

ものづくり人材育成ソリューション

マーケティング分野オンラインセミナー