コラム・特集

3.1 はじめに

IEハンドブック

第6部 人間工学


第3章 作業・休憩計画の生理学的基礎

3.1 はじめに

この章は身体的作業を対象とする。身体的作業は筋骨格系の活動によってなされる.作業時の筋収縮には,筋に酸素を送り,代謝産物を取り除くための,呼吸循環系の支援が必要である.これらの支援系の反応は,作業の強度と密接に関連している。工学用語でいえば,作業はストレスに相当し生理的反応はストレインに相当する。したがって生理的反応を作業の評価や仕事のデザインのために用いることができる。しかし生理的反応の性質は,筋収縮のタイプに依存するが,筋収縮には2つのタイプがある。

1,動的収縮― 多くの筋群のリズミカルな収縮をともない,筋の長さが変化する(等張性収縮)
2,静的収縮――筋長の変化しない(等尺性),長時間の収縮をともなう。

それぞれのタイプの筋収縮に対する生理的反応は異なっており,したがって作業と休憩のデザインのための基準も異なる。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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