コラム・特集

5.2 ワーク・サンプリングの基本的な定義

IEハンドブック

4部 作業の成果測定と管理


第5章 ワ-ク・サンプリング

5.2 ワーク・サンプリングの基本的な定義

「作業」とは,研究の対象となるなんらかの活動として定義される。「作業のカテゴリー」とは,ある1つの観測が1つ,ただ1つのカテゴリーに属するよう分類することができるような,完全に限定され,相互排他的かつ余す所のない活動の記述である。カテゴリーの選択については除くが,その他の定義は以下に示すとおりである。

K=1つの活動が分類されるカテゴリーの総数

P′=作業者(あるいは機械あるいは工程)がある。特定の作業カテゴリーに従事する時間の真の比率あるいは割合(これは調査によって推定される値である)P’1,P’2,… P’n=調査によって推定されるべき,第1,第2,… ,第K番目の作業カテゴリーが占める真の時間比率(P’1十P’2+・・・P’n=1)

N=p′ を推定するために行われる総観測回数`(ときには,2ないしそれ以上の調査が同時に行われることがある。例えば,機械Aに対する100回の観測によって32回が遊体であったとしよう。また作業者Qに対する100回の観測によって17回が作業中であったとするならば,それぞれは異なる調査であってNは100であり,200ではない.しかしながら,もし類似な2台の機械が機械遊休時間の値を推定するために観測されて,機械Aが32回の遊休,機械Bが17回の遊体であったとするならば,Nは200となる)。

X=作業者(あるいは機械あるいは工程)がある特定のカテゴリーに属することが観測lされた
総数.Xl,X2,… …・,Xn=カテゴリー1,カテゴリー2,… …,カテゴリーκの観測回数(Xl+X2+
……+χ 々=Ⅳ ).P=X/N で求められる,′ の推定値。
‘P1,’P2,…,pn=χ1/N ,X2/N ,… …,Xn/Nによって求められるP’1,P’2,・・・P’n帷定値。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

関連記事一覧

2019ものづくり公開セミナーガイド

B2Bデジタルマーケティングセミナー

ものづくり人材育成ソリューション

マーケティング分野オンラインセミナー