コラム・特集

4.1 はじめに

IEハンドブック

4部 作業の成果測定と管理


第4章 既定動作時間システム

4.1 はじめに

FW.テーラーが1883年にストップウォッチ時間研究を紹介して以来,作業の測定はIE技師とその先輩にとって大きな関心事となってきた それまでは,作業を測定する手法は,過去の資料を使用するとか測定される作業に大なり小なり詳しい者によって見積もられるとかに限られていた.時間研究が,作業を測定する最初の「科学的」な方法となった.テーラーの時代以来,その他の科学的な方法が作業測定の分野に加えられてきた。なかでも注目に値するものは,ワーク・サンプリングと既定された動作およびそれらの時間値の利用である。この後者の手法が,既定動作時間システム(PMTS)として知られるようになってきた。
これらの作業測定手法のいずれもが,製造やサービスを問わずまさにほとんどの産業で,色々の程度で使用されているが,PMTSは,次の理由から,追加的な手法として,また他の手法の代替的手法としてますます普及しつつある。

1.このシステムは一般に,作業の遂行方法を分析し,改善するための実践的な手段を提供する。
2.作業方法を,生産の開始前に設計することができる。
3.精密に記述された動作に随伴する既定時間値は,他の作業測定手法より以上に,標準を設定するうえで高い一貫性をもっている。
4.多目的標準要素を作成するために使用する場合,PMTSは一般に迅速である。

本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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