コラム・特集

5.4 パフォーマンスのメジャー

IEハンドブック

第3部 メソッド・エンジエアリング


第5章 機械干渉:作業員への機械割り

5.4 パフォーマンスのメジャー

生産量,コスト,アイドル時間などが一般的なパフォーマンス・メジャーである。金の面で考えると,作業員のアイドルと機械停止の両方から生じるロスが存在する。 労務コストは,生産コスト(アイドル機械によって生じる生産量低下からのコスト)すなわち,機械干渉によるロスと逆の関係にある。

1人の作業員に多くの機械を割り当てるほど,労務コストは減少する(作業員は,より忙しくなる)。ところが,機械コストは増加する(要求される手扱いサービスに対して,より多の機械が長い待ちの状態となる)。したがって,機械干渉問題の1つの形は,1人の作業員に割り当てる機械の「経済的」台数の決定である。この狙いは,労務コストと機械全体の生産性とのバランスを図ることである。

 

一般に,コストが最大の関心事であるが,一時的な需要の高まりによって生産量のレベルを上げねばならないことがある。このような場合, 1人の作業員に割り当てる機械の台数を減らすことになり,その結果として,労務コストが増大する。

逆に,需要が少ないときは,生産量を減らすことが望ましい(在庫コストが1つの要因になっている場合)。このとき ,より多くの台数の機械が1人の作業員に割り当てられる。これらの場合の合目的な方法とは,現時点の需要量と在庫量とから決まる要求量に全体の生産量を合わすべく機械を割り当てることである。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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