コラム・特集

4.9 例

IEハンドブック

第3部 メソッド・エンジエアリング


第4章 組立ラインバランシング

4.9 例

ソモポーラスの次の例は ,ミックスモデル・バランシング問題の一側面を 述べている。ある組立ラインの1日の生産計画は次のよう である。

6つのモデルに関する作業要素を考慮するとすれば , 大変な数になってしまう。しかし異なるモデルは,類似はしていても,組立ラインを流れる連続ユニットが,作業をするのに必ずしも同じ作業要素である必要はない。 このことは,単一モデル・ラインバランシングで十分に機能していた組立ラインバランシング法を無効なものにするものである (1つのユニットの)サイクルタイムより, むしろ(すべてのユニットに対する)総時間で各ステーションにそれぞれの要素を割り当てるほうが,ミックスモデルで作業をする際のうまいやり方である。

6つのモデルを100ユニット生産するとすれば,組立ラインは主に4つの作業グループに分けられる。最初の作業グループだけを,例 に取り上げてみよう.仮に1つのステーションが,週450分の組立時間(100ユニットの生産計画)を持つとしたら,割り当てられた要素が週450分になるまで積み上げれば,そのステーションは上手にバランスが取れたことになる。この要素分配原理を用いると,異なるモデルに対して,1つのステーションに割り当てられた種々の作業要素の関係は,図表3.4.10 に示す通りになる。組立ラインを流れる異なるモデル , 適切な連続性を伴う時,すべてのモデルに対して,すべての要素を完遂することができることになる。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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