コラム・特集

3.7 手作業に対するその他の分析図

IEハンドブック

第3部 メソッド・エンジエアリング


第3章 分析図法

3.7 手作業に対するその他の分析図

作業員動作分析図
この分析図は両手動作分析図から,右・左手の区別をしない。いわばその簡略法ともいうべきものである。 繰返し手作業の概略研究などに使われる。

分析は両手動作分析の符号を使い,生起順に記述される。時間値はふつう示さない。一般にこの分析図は,サイクル時間の長い作業に使われる。

分析範囲や分割ステップの大きさは別として,人タイプの流れ工程分析図(すなわち,作業員工程分析図)の書き方と類似しているので図表3.3.2と同じ様式の分析用紙を使う場合が多い。

サイモ・チャート
この分析図は両手動作分析図と似ているが,それよりも動作分類がさらに細かく,しかも各分類は時間目盛に合わせて,縦方向の長さで示されている。同義語は,マイクロモーション分析 (または研究),微細動作分析図。 各分析要素に対しては,工程分析符号の代わりにサーブリッグを使い,また必要によっては,両手以外の身体部位も分析対象とする。これらの原始データは,映画やビデオによる微細動作分析から転記される。この種の分析は,短サイクルの大量繰返し作業の時にのみ,経済的に成り立つのである。 MTMのような既定 時間方式(PTS)による分析表も,サイモ・チャートと同じ目的で使われる。

 本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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