コラム・特集

1.5 作業場レイアウト

IEハンドブック

第3部 メソッド・エンジエアリング

第1章 メソッド・エンジエアリング

1.5 作業場レイアウト

地理が歴史に残るように,作業場レイアウトは,メソッドデザイン,スペース活用,およびメソッドを実施するのに必要な時間と空間の利用に影響を与える. 作業場の広さはシステムの大きさによって決まる都市集配システムについて言えば,作業場は個々の波上場のレイアウトにそった倉庫配置や配達場所を含めた,都市全体の問題である. 工場システムについて言えば,作業場は倉庫を含めた工場全体の問題である. 工場の一つのワークステーションについて言えば,作業場は材料,工具,搬入,搬出,管理の場所の問題を含んでいる. 事務所やサービスカウンターについて言えば,作業場はファイル,備品,カゴ,電話機,棚の配置を含む机も一つの作業場であり,そこで使うさまさまなメソッドを調整する必要がある。

作業場レイアウトは次のようにして決める。

1 材料,製品,スクラップ,人,設備の移動距離。

2 在庫スペース(仕掛,その他)は,部品補充や段取といった要素の発生程度により決定。

3 リーチやステップといった身体動作4人や設備の配置によって生ずる干渉。

5 多分に人が自分の仕事に対して抱くイメージ。

6 顧客がメソッドに接するサービス産業では,顧客がサービスを受けた時の反応。

 

レイアウトのデザインは,メ ソッド のデザインをフォ ローすべきである もしこれがうまくいかないと,どうしても多くの作業者や 遅れ,無駄なスペースの利用,さらには,作業者に不安全な動作をさせることさえ生じ, レイアウトに合わせたメソッドを強いる結果となる。新しい,あるいは改善されたメソッドに合わせて,既存のレイアウトを変更することは,常にメソッドデザインと評価プロセス の一部と考えるべきである。

本コラムは絶版となっている「IEハンドブック(サルベンティ編・日本能率協会訳・1986)」をアーカイブとして掲載するものです。このハンドブックの各章は多くの事例と理論を通して生産性向上に対するアイデアを提供するべく専門家によって執筆されています。基盤をなしているIEの考え方・原則はインダストリアル・エンジニアリングにかかわるすべてのひとに有用でしょう。

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